国際ロマンス詐欺の手口について経験者が告白しちゃいます。(続編)

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国際恋愛詐欺 私の具体例(第2回)

前回までのお話しは、こちらをご参照ください。

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国際恋愛詐欺 私の具体例(第1回)

 

国際恋愛詐欺経験者のグログ管理人が語る、国際恋愛詐欺 続編です。

 

そして、私は彼の架空のネットバンキングシステムを利用して、架空の送金を完了させて、彼から感謝されたわけです。そして純粋な私は「彼の役に立ててよかった。」「彼は私に銀行口座とIDとPWを教えるなんて、とても信頼してくれているから私も彼を信頼していこう」などと思い、見事に彼は私からの信頼を得たワケです。

 

そしてその日の夕方に、「今日ガーナを発つから御礼に君にブランドバッグやダイヤモンドを送りたいが、どれがいい?」と写真を10枚くらいWhatsAppで送ってきました。

私はもちろんそういう物は要らないと断りました。

gift

 

しかし、しばらくしたら電話がかかってきて「とにかくもう飛行機まで時間が無いから君の住所を教えてくれ。僕の感謝の気持ちだから黙って受け取ってくれればいい。」と言って私の住所を聞き出します。とても急いでいる風だし、住所くらいならまぁいいかと思い、とりあえず住所を教えました。

そして彼は夜、「君に写真の商品全部を送ったから楽しみにしていてほしい。これが荷物のトラッキングができる配送会社のURLだよ」とリンクを送ってきました。

クリックすると、知らない配送会社のサイトで彼が送った荷物の配送状況がわかる画面が表示されました。ガーナの配送会社なんてもちろん知らないし、その時点では何も不審に思わず、逆に「本当に荷物送ってくれたんだ。まぁ受け取るだけならいっか。嘘なら届かないだけだし私が盗られるものは別にないし」と思いました。

今考えてみれば、これも詐欺集団が作った架空の荷物トラッキングサイトなわけです。これだけ色々なシステムを作れるなら、サイト制作とかで地道にお金を稼いではどうかと思いますがwww

 

そして数日後に「マレーシアの税関です」と名乗る女性から私の携帯電話に着信がありました。

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私は当時シンガポールに住んでいたので、マレーシア税関から連絡が来ることはそんなに疑問に思わなかったのですが(いやいや、マレーシア税関から連絡来るなんてマレーシアに住んでいなければ普通疑問が沸くでしょ。←冷静に考えれば禿同。)、彼女は「A氏からあなた宛てに発送された荷物がマレーシアの税関で止まっています。これらは関税がかかる商品なので、あなたが受け取るには関税を払ってください。金額は2,500シンガポールドルです(約17万円)。」と優しい声で連絡をしてきました。

私は驚いて「荷物を発送した人に確認をするので待ってほしい」と言って一旦電話を切り、彼に連絡をしました。すると彼は「僕の大切な君への想いだと思って荷物を受け取ってほしいので、税金だけは自分で払ってほしい」と言ってきました。そのため「私はそんなお金払えないので荷物も受け取れない」と伝えたら、「なぜだ。僕の愛が受け取れないのか?僕が君のために手配したギフトを受け取れないのか?なぜだ?」と責め口調になってきたところで、一旦電話を切りました。

そうしたらまたマレーシア税関職員と名乗る女性がまた電話をかけてきて「どうですか?確認取れましたか?」と催促してきました。とりあえず私は、今回の要件の詳細や振込先をメールで送ってほしいとリクエストしました。その後も数度に渡って、いつ払えますか?と連絡をしてきます。

そして、また彼から電話が来て、「荷物を受け取ってほしい。僕の愛を受け取ってほしい」とまたもしつこく要請してきました。テキストも沢山入ってきます。

その時点でさすがに私も「これはおかしい」と思いましたが、でも、「もし17万払って、あれだけ沢山のブランドバッグとダイヤモンドを受け取れるなら17万くらいなら試しに払ってみてもまぁいいかもな??」と邪念も沸いてきました。

 

続編は第3回へ続く…

コメント

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